以前の記事は「ミラノサローネ 2010 ~トレンドレポート〈3〉~」をご覧ください。
全体をくくる背景の時代のマインドをここで一応参考として、書いておきます。
マインドを取り囲む現状の前提として、「グローバリぜーション」と「ちっぽけな自分」という対極にある状況がキーワードとして浮かんでくるのではないでしょうか。
例えば、TwitterやFacebook、Tumblrだとかで考察も表現もどこまでもつながれるし、人の考えやモノを自分の中に取り込めてしまう可能性や、これに対して、ちょっといいんだろうかという疑問。クラスターという、緩やかな集まり、グローバリゼーションがもたらす、移民問題、世界同時性経済不況等のネガティブな要因、そんなこんなで降り積もった不安と、そのような事象が延長上にある未来への果てしない希望として、積極的に肯定していく気持ちという二つの反復するマインドが形や色などデザインコンセプトに反映されているのではと考えました。
さて、また新しいキーワードです。
「Boarderless ME]
自分の域というものを、自分の体で感じたり、触ったりして確認したい。体でびっくり、楽しみたい。例えば、大きかったり、延長されていたり、かくれんぼだったり、幻覚作用があるものなど。希望や祈りや個々のさまざまさをシンボライズ。虹色なカラリング。〈例 Delfine Frey "Perpetual Illusion (Clock〉, Fabio Novembre "Nemo", Rai Amitai "Nature of Material...etc)
ファビオ・ノヴェンブレ「ネモ」
〈写真&詳細Designboom〉
デルフィーヌ・フレイ「パーペチュアル・イルージョン・クロック」
写真&詳細(Yatzer)
次回が最後のキーワード!
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