2012年12月15日土曜日

インドの学生と対話して。クルマという商品を考える。



インドは、確かに産業の発展が目覚しく、
核世帯化がすすんでいるにしても、

3世代での家族で行動するパターンが未だにある。
大家族での行動や住まい方に慣れているだけに、
友人であつまるとすると、あいのりはいつでもな感覚だ。

中流の上クラス、
父親は医者や産業コンサル、会計士、重役階級で、母は主婦だったりするような家庭。
または、父親、母親の共稼ぎだったりする。
もちろん、農場をもっていたり、アパートを持っていて、そこからコンスタントにお金が入ってくる。

さて、彼らが使うようなクルマは、現在、
家族のクルマとしては、Mahindra BoleroToyota InnovaMahindra ScorpioXylo等である。
〔なかなか販売台数のプレスリリースが見つからないが、
2010年のMPVセールスランキングではつねにこの4台間で競争してる様子だ。〕
まず、はじめに、中流の上クラス以上の階級の家族は、
ほとんど一週間に6日でドライバーを使っている。

なので、欧州の〔イタリアは確か〕ひとつのファクターである、
自分で使いたい倒したいというドライバーの欲望が優先されることは、
インドでは、まず、一部の高級スポーツカー以外にはないので、

今現在の大きなボリュームを握っているキーワードとしては、
ドライビング・プレジャー、ドライビング・コンフォートなどは二の次で、
乗っている家族への家なみの快適さと、
何はなくともマイレージ、安心感といえるのではないだろうか。



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2012年12月13日木曜日

インドに2年間余り住んで考えたこと〔1〕




1.悠久の時間

時間と工数がきっとつながってないんでしょうね。
どこかで日本の時間感覚も昔はそうだったらしいという風に聞きました。
確かに、日本の会議も始まりはあっても終わりがないですが、
なぜか納期はきっちりじゃないですか?

インド、完成までの時間、非常に長いです。
会議はヘッドの人がひとしきり話して終わり。
で、そこで言ったことが言ったとおりにならない。

自分の仕事量を計算して他と調整する想像力がないのかどうかもあるのですが、
できないことはできないとはいえないようです。
彼らのエチケットだとか、敬意のあらわし方なのかもしれません。

Noといえない日本を思い出します。

なので、「いつまでにあげます」ということを言わせるようにしていますが・・。
これまた、なかなかどうして・・・。出てこないんだなー。。。

漠然と、「明日」なんです。

明日って、インドでは明日というより、
それにつながる未来のことを言ってるんだとおもいます。

いやー、最近はもう、翻弄される自分が楽しいというか、
これを冗談にしない限りは胃がもたないんで、

確かに、注文ははっきりと、いろいろなことを言いますが、
基本、あまり期待しないです。

期待しないでおいて、それ以上のモノやパフォーマンスができたら、
すごいじゃないですか!



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